地震の度に思い出すこと。

熊本・大分を襲った地震から一か月が経ちました。
被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。

 

地震で思い出すのが、1995年の阪神大震災と2011年の東日本大震災。
たまたまですが、両震災に関わった私としては、今回の九州での地震にも心が痛みます。

 

阪神大震災では、その一か月前に神戸から千葉・幕張へ転勤したため、個人的には直接の被災はありませんでしたが、ホテルの開業担当だったことと神戸の街をよく知っているからと震災当日の夜に、当時所属していたホテルの赤坂の本社からバスで15名ほどのスタッフとともに救援に向かい、20時間かけて神戸のホテルまでたどり着きました。

 

連日余震に揺れる中、ホテルの復旧にあたったことや時間を見つけて神戸の街を見に行き、まるで爆撃を受けたのではと思わせる街並みは、20年以上たった今でも忘れられません。

 

東日本大震災では、「東京から一番近い被災地」と呼ばれた新浦安に立地するホテルエミオン東京ベイで、多くの社員とともに激しい揺れを経験し、また駐車場や隣接地で液状化現象があちこちで発生するのを見たり、当時のニュースで幾度も放送されたマンホールが地面から飛び出しているのを何か所も目撃しました。(あれは、マンホールが飛び出したのではなく、周囲の地面が落ちたと、後で聞きました)

 

ホテルエミオンは、巨大な「免震装置」を設置したホテルのため、あの激しい揺れにも耐え、揺れが落ち着いてから館内の被害を確認した際に、最上階22階のバーのボトルやグラスが全く落ちていなかったのを見て、「免震装置」の凄さを実感しました。

 

当日は、近隣の住民の方がホテルに大勢避難して来たり、ディズニーリゾートからエミオンのシャトルバスだけが動いていたため、他のホテルにご宿泊のお客様も一時的に収容したり、また自前の井戸をフル活用し、近隣の皆様に水をご用意したりと、忙しい毎日が続きました。

 

熊本や大分は、全国でも有数の温泉地であり、多くの旅館が被災したとニュースで見ました。同業である各旅館の方々にも頑張ってほしいと思います。

 

今回の九州の地震にも、自分たちができることは何かと考え、一時的なものではなく、ある程度は継続して行なおうと思い、「熊本・大分のお酒」をここ清風園とグループである日光温泉郷・川治温泉の湯けむりの里柏屋で提供しようと準備を進めています。

 

自分の震災の経験から、「太く短く」ではなく、「細くとも長い」応援が必要だと思います。これからも、自分たちでできることを続けていきたいと思います。